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牛だから「モー?!」【短期留学前に準備しよう】

母から聞いた話です。

旅行で出かけたカナダの空港で、帰国するための飛行機に乗る前に待っていたところ、
となりに高校生の男の子が一人でしょんぼりと座っていたそうです。
その様子に思わず声をかけた母。

「ぼく、親にお願いして2週間のホームステイに来たんだけど、英語がまったくわからなかったんです」
と答えた男の子は、想像していた以上に英語が聞き取れない&話せない自分に、周りの人が思わず声をかけるほどの憔悴ぶりをみせていたようです。

とにかく英語がわからない!彼の2週間はなかなかつらいものだったようです。

中でもきわめつけのエピソードは、ホストマザーが、ミルクを冷蔵庫から出して、"More?"と聞いてくれた時。
彼は、その"More?" が「モー?」に聞こえて、とっさに、ミルク→牛→「『モー』って牛の鳴き声?」と脳内変換してしまったそうなんです。

「ミルク、もっといる?」と聞いてくれているのに、脳内で日本式の牛の鳴き声が聞こえちゃってるんですら、"Yes"も”No"も言えるはずないですよね。
(ちなみに英語圏での牛の鳴き声の代表的なものは”Moo(ムー)”)

本人も後から気づいて、「バカだな〜・・・」と落ち込んでしまった、とのこと。

また、どうやらこのホストファミリーは期待していたように観光などに連れて行ってくれなかったそうです。ナイアガラの滝に行きたかったのに行けなかった彼・・・。

この落ち込んでいる高校生の男の子は、「やっぱり英語ができないとダメですよね」と母に言ったそうです。

最近では、中学・高校でも短期で海外語学研修を行う学校が増えています。
若いうちから世界を広げておくのはとても良いことだと思う一方で、楽しいことだけではなくて、「英語が通じない・わからない」という現実に打ちのめされることがあるのも確かです。

それを発奮材料に頑張れるお子さんもいるでしょうし、このカナダホームステイの男の子のように、がっかりした気持ちで帰国の途につく子もいます。

やっと現地の言葉のスピード感やアクセントに慣れてき始める頃に帰国。
短期留学というのはそういうものです。

2週間程度の留学前には、海外での想定される会話を充分に準備しておくことをお勧めします。
それでも「通じない!わからない!」ショックはあって当然、としっかり心づもりしておく。
学校の先生や指導者の方は、英語の指導に加えて心の準備をさせてあげてほしいなと思います。

さて、「英語ができなきゃだめですよね」という男の子に対し、母は「英語だけが学問じゃないよ。他にも大事な教科もあるし、大丈夫よ」と言って励ましたそうです。
母は元高校の英語教諭で、今でも英語でEメールで海外の友達もやりとりしてします。

そんな英語おばあちゃんが、心の底から「なにも『英語』じゃなくもいい。学ぶ材料はいくらでもある」と言い、希望をもって前に進むように言っています。

この高校生も、今はこの話を笑い話にして、学び挑戦し続ける人生を歩んでいますように、と願っています。

少人数制で英語の基礎力が育つ

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